014 付箋、修正液、ホッチキスの英語名は?
日本と同様、欧米のビジネス社会でも付箋は不可欠のオフィスグッズです。この付箋、英語(アメリカ)では
- Sticky(付箋)
- Sticky note(付箋)
などと呼ばれています。べたべたしているから Sticky なのです。Post it と呼ぶ人もいますし、それで十分通じますが、Post it はあくまで3M社のブランド名なので、Stickyと呼んだほうがどのブランドにも使えます。ちなみに、複数形は
- Stickies(付箋、複数)
- Sticky notes(付箋、複数)
になります。
ついでに、よく使う他のオフィス用品の意外と知らない英訳も、ここで紹介しておきます。
- White-out(修正液)
正式には Correction fluid というらしいのですが、こう呼ぶ人にまだ会ったことがありません。私の周りはみな White-out (ハイフンなしのWhiteoutでもよいようです)と呼んでいます。どうやらこの White-out という呼称も、Post-it 同様、ブランド名から来たようです。ちなみに、米人は、あまり辛抱強くなかったり(=乾くのが待てない)、手先が不器用だったり(=テープ式でもうまく貼り付けられない)する人が多いので、あまり修正液を使う人を見かけません。職種にもよるのかもしれませんが、一般的なオフィスでは、間違えたらペンでぐちゃぐちゃっとするのが普通です(笑)。
シャーペンも、同様の理由で、米国ではあまり人気がない気がします。ペンで書いて間違えてもぐちゃぐちゃっと消せばいいので、特に消しゴムで消せるシャーペンに魅力を感じないのでしょうか。ちなみに、シャーペンは、Sharp Pencil などと言ったら間違いなく通じません。。
- Mechanical pencil(シャーペン)
一方で、蛍光ペンは比較的人気があるようです。ただ、日本のように、裏に染み出ないような気の利いたモデルはあまりありませんが。。
- Highlighter(蛍光ペン)
最後に、意外と、英語で出てこないのがホッチキスです。
- Stapler(ホチキス)
- Staple(s)(ホチキスの芯)
ホッチキスの芯が Staples(たいてい2つ以上くっついてるので複数形が一般的)、それを使って Staple(動詞)する器具(=ホッチキス)が Stapler(名詞)、となります。日本では、ホッチキスを考案した人(ホッチキスさん)の名前がそのまま普通名詞化したようですが、アメリカではホッチキスと言ってもまず通じません。
余談ですが、一般的に、アメリカではなんでも大きいですが、ホッチキスは、凶器に使えそうなほど特に大きくて重いものが多いです。また、一般に、米国人は、紙に穴を開けることにもあまり抵抗がないようで、日本のがチャックのような気の利いた製品は、人気がないどころか、存在すらしないようです。