013 「チェックして」を英語でなんて言う?
上司や同僚に、書類に目を通して内容を確認してもらうとき、日本語では、よく「チェックしてください」と言いますが、英語ではこのような場合「Check」でなく「Review」を使うのが一般的です。例えばこの書類を読んでくださいというときは、
- Can you please review this document?(この書類をチェックしてください)
となります。Check でも間違えではないのですが、全体の内容を読んでくださいという意味で使う場合は、Review の方が一般的に使われます。また、Review と同じような意味で、
- Read through(間違えがないか最初から最後までじっくり読む)
という、とてもよく耳にする句動詞(Phrasal verb)があります。こちらは多分 Review よりも頻繁に使われており、使うと一気にネイティブ感が上がるフレーズでもあるので、覚えておくと便利です。以下の Marriam-Webster 辞典の定義からもわかるとおり、内容に間違えがないか等をチェックしてもらう、というときに使える、びったりの動詞です。
Definition of read through
: to read (something) from beginning to end especially to look for mistakes or check details
// Remember to read through your essay before you hand it in.
// He read the instructions through twice before he tried to assemble the bicycle.
(出典:Marriam-Webster 辞典)
一方で、ピンポイントで、この部分だけあっているかチェックしてほしいというときは、Check でも大丈夫です。例えば、
- Can you check if misspelled your name?(あなたの名前の綴りを間違えたかチェックしてくれない?)
- Can you check the grammer?(文法に間違いがないかチェックして)
最後に、目を通してほしい書類に付箋をつけて上司や秘書の席に置いておく、というような場合、付箋に、
- For your review(チェックしてください)
と3語書くだけで、内容をチェックしてくださいという意味になります。これは覚えておくと便利です。