差をつける一言ビジネス英会話

ネイティブが使う簡単表現100選

035 「お疲れさま」を英語で?

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日本では、仕事が終わって退社する際、「お疲れさま」や「お先に失礼します」と、残っている人を気遣う言葉をかけますよね。英語ではどうでしょう?

 

残念ながら、これに対応する英語はありません(笑)。でも何か言わないといけないのは英語でも同じです。こういう場合、たいていは、

  • Good night.(おやすみなさい)
  • Have a good night.(おやすみなさい)

などの「おやすみー」という挨拶だけでよいのです。まだ明るいうちに退社する場合には、

  • See you tomorrow.(また明日)

などが便利ですね。週末なら

  • Have a good weekend.(よい週末を)
  • See you Monday.(また月曜に会いましょう)

など。2文目は、「See you on Monday」と、前置詞の「on」をつけてももちろんよいですが、「on」を省いたバージョンもとてもよく使われています。

 

このように、日本語のように、オフィスをできるときに必ず言うべきというような、特に決まった言い回しはありませんので、特に言いたいことがなければ、この程度の声かけで十分です。ただ、注意すべきは、オフィスを出るというシチュエーションで、「Good by」や「Bye」は、ほとんど使われませんので、これを覚えておいて、常に、

  • Good night(おやすみ ☜夜の場合)
  • See you tomorrow(明日ね ☜まだ明るい場合)
  • Have a good weekend(よい週末を ☜週末の場合)

の3パターンを、それぞれのシチュエーションで咄嗟に出てくるように頭に叩き込んでおくと便利です。

 

また、まだオフィスに残っている部下や同僚に、あまり遅くならないようにと、気配りの言葉をかけたい場合には、

  • Don't work too hard.(あまり働きすぎないようにね)

などが便利です。

 

余談ですが、「日本では上司が帰宅するまで自分も会社を出られないらしいね」と、何度か聞かれたことがあります。そんな時には、会社と人によるんではないですかねぇ、と返事をしておきますが、確かに、アメリカにはそういった文化はないので、そういう話を聞くとびっくりするようです。が、明らかに、上司が自分の仕事をレビューするために残業している、というようなときは、さすがにアメリカ人でも、「自分も会社に残ったほうがいいか?」と聞いたり、あるいは、「家でもメールチェックしてるので何かあったらいつでも連絡ください」などと言い残して帰宅するのがエチケットなようです。この辺、やはり、アメリカ人は発想がフレキシブルというか合理的ですよね。