差をつける一言ビジネス英会話

ネイティブが使う簡単表現100選

036 「2時」は14:00 or 2pm?

f:id:chondromalacia:20181002003251j:plain

日本語では、24時間制を使って、午後の2時を「14:00」と表記することがよくありますよね。これについて、米人同僚に、「日本人はなぜミリタリータイムを使うのだ」と聞かれたことがあります(笑)。その時、確かに、アメリカでは24時間表記を使う人があまりいないということに気がつきました。

 

ちなみに、アメリカではこの24時間表記(24-hour clock)、主に軍隊で使われてることから、ミリタリータイム(military time)と一般的に呼ばれています。「military time」で検索すると、「Military time converter」(軍隊時間換算表)なるものがたくさん出てきて、ちょっとおかしいです(例えばこれ。笑)。12時間表記に単に12時間足せばいいだけなのですが(例えば7時+12時間=19:00といった感じで)、算数の苦手な人が多いアメリカ人らしいですね。このミリタリータイム、軍隊に入るとまず覚えさせるようなので、12時間表記に慣れた算数の苦手なアメリカ人の中には、ちょっとしたハードルに感じる人もいるようです。

 

私個人的には、別に14:00でも十分通じるし、時差があっても正確に伝わるし、字数が少なくて済むので、ミリタリータイム(笑)の方が好きです。しかし、米国では、たいてい、

  • 2pm
  • 10am

のようにpmとamをつけて表記することが多いです。たまに15:00等と言うと、「3時ということだね」と確認されたりするので、最初から am/pm で表現したほうが無難です。

 

また、12時間制を使っているにもかかわらず、am/pm を省く人も結構います(汗)。「2時」等であれば、午後の2時だなと推測できるのですが、「8時」などの微妙な時間帯は、特にクロスボーダー(海外)で複数の時間帯をまたがって仕事をしている場合には、am なのか pm なのか、確認しなければならないということもたまにあります。なので、アメリカと仕事をしているときには、時間表記は12時間制が基本ですので、午前なのか午後なのか、文脈上明らかでない場合は、念のため相手に確認するのが無難です。(朝8時だと思っていた電話会議が実は夜の8時だったということもありました。。)

 

ただ、ミリタリータイムでも決して間違えではないですし、使ったら笑われるようなレベルのものではありません。アメリカ人でもそちらを使っている方も中にはいるかもしれません。あくまで、どちらの方が、よりネイティブに近く聞こえるか、という程度のお話ですので、ご参考まで。。