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ネイティブが使う簡単表現100選

044 電話会議で発言せずに傍聴だけしたいとき

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アメリカでは電話会議がとても多く、2-3人の少人数のものもあれば、100人を超える大会議などもざらにあります。携帯から参加している人がいたり、自宅から参加している人がいたり、会議室から複数名で参加している人がいたり、大人数になればなるほど、雑音が入る可能性が高くなります。私も、参加者の子供や犬、車、電車等、いろいろな邪魔が入って発言者の声がよく聞こえないといったような経験は無数にあります。あ、でもこれはアメリカに限ったことではないですけれどね。

 

ですので、参加人数が多いときや雑音が多いときなど、例えば、以下のように mute(ミュート)ボタンを押して消音モードにしてくれと言われる場合もあります。

  • Can you please go on mute?(消音モードにしていただけますか?)

「消音モードにする」は go on mute でも be on mute でもどちらでもよいです。当然のことながら、こう指示されても、質問や発言するときには、mute を解除した上で発言してかまいません。そして発言が終わったらまた mute に戻せばいいわけです。

 

また、雑音の有無にかかわらず、単に自分は発言はせずに傍聴だけしたいという場合もありますよね。Email の CC のようなイメージです。その場合には、私は傍聴するだけで発言はしないので、私抜きで議論を進めて構いませんよ、と一言いれておくのが、電話会議のエチケットです。特に、英語力に自信がなく、ついていけるか自信がないし、発言もしたくないけど、とりあえず会議には出て聞いておきたいというような場合は、なおさら、事前に「私は何があってもしゃべりませんよー」という意思表示をしておくのが得策です。そういう時には、

  • I will go on mute.(私は消音モードにします)

でもよいですし、あるいは、自分は発言せずにただ傍聴だけします、と意味を込めたい場合には、

  • I will just listen in.(傍聴だけします)

と、Listen in(聞き入る)というフレーズを使います。Just をつけることで、「ただ傍聴するだけですよ(発言しません)」という意味になります。

 

なお、機密性の高い会議などは、出欠確認(roll call)などして、返事をした出席者の数と電話会議の参加人数を照合したりしますので、単に傍聴だけしたいときでも、会議の最初に、まず自己紹介をした上で、消音モードで傍聴する旨を告げるのが礼儀です。たいていの場合、電話会議につながると、「ピコっ」と音がして、すでに参加している人に、「君は誰だ?」と聞かれるので、そのタイミングで、例えば、

  • Hi, I am John, with ABC Company. I will be on mute and just listen in.(ABC社のジョンです。消音モードで傍聴します)

のように、自己紹介をしてさらっと抜けるのがいいでしょう。