差をつける一言ビジネス英会話

ネイティブが使う簡単表現100選

023 東部標準時間は「EST」or「ET」?

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少し細かい話なのですが。。ニューヨークやワシントンDCのある米国東部は、東部標準時間を使っています。皆さんご存知のとおり、この東部標準時間は、英語だと、

となります。使い方としては、

  • Can we have a call at 2pm EST?東部標準時間2時に電話会議しませんか?)

というように、時刻の後につけて使います。ちなみに、アメリカには計9つの時間帯がありまして、よく使うメジャーな4つはこちらです。この他にもハワイ標準時間、アラスカ標準時間などがあります。

なお、これらの標準時間の「標準」とは、「夏時間(Daylight Saving Time)ではない」という意味ですので、厳密にいうと、夏時間採用時には、例えば、東部時間の場合ですと、ESTではなく、

  • Eastern Daylight Time(東部夏時間。「EDT」)

とするか、単に、

  • Eastern Time(東部時間。「ET」)

とするのが正確です。この、夏時間、アメリカの場合、3月第2日曜日から11月第1日曜日までと、「夏」と呼ぶには語弊があるくらい意外と長いです。今夏時間かどちらかわからない、又は、調べるのが面倒くさい、というような場合には、ETとだけしておくのが無難です。ただ、例えば、「EDT」とすべきところを「EST」と書いてしまっても、云わんとすることはわかってもらえるので、あまり態勢に影響ないレベルの間違えですし、ネイティブの方でもよく間違えていたりします。

 

ちなみに、夏時間の始まりと終わりの時間変更日(Time change)には、当然、時計を進めたり遅らせたりする必要があります。スマホを時計代わりに使っている方は、Time Change があることを忘れていても自動的に時間が変わりますので、いつもと同じ時間に寝たはずなのになぜか寝足りない、あるいは、ちゃんと寝たのに早く目が覚めてしまった、なんてことがあったりします(笑)。夏時間が始まる春には、時計を進め(1時間失う)、終わる秋には時計を戻すのですが(1時間増える)、これを英語で言うと、

  • [春] Set clock forward 1 hour = Lose 1 hour(時計を1時間早める=失う)
  • [秋] Set clock back 1 hour = Gain 1 hour(時計を1時間遅らせる=増える)

となります。私は、何年アメリカに住んでいても、毎年どっちがどっちかわからなくなりますが(笑)、米国人にすらそういう人がいたりするので少し驚きです。