差をつける一言ビジネス英会話

ネイティブが使う簡単表現100選

009 More than, Less than, etc

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〇〇以下、〇〇未満、〇〇以上、〇〇を超える、

などの用語は、特に金額や数量などの交渉をしている際には、日本語でも気をつけて使わないといけませんよね。英語も同じです。ただ、表現方法は日本語以上にたくさんあり、あまり一度に色々書いてかえって覚えづらくなるといけないので、特によく使う表現だけを下記に列挙しますと、

  • 10 or more(10以上=10, 11, 12, 13....)
  • More than 10(10を超える=11, 12, 13, 14....)
  • 10 or fewer/less (10以下=10, 9, 8, 7.....)
  • Fewer/less than 10(10未満=9, 8, 7, 6.....)

といった感じです。日本人にはよく、「以上」「以下」に More than や Less than を使ってしまう方が多いようですので、気をつけましょう。使い方のイメージがわきやすいように、以下に例文を使って説明します。

例えば、「サンプルを10個以上送ってください」を英語にすると、

  1. 〇 Please send me 10 or more samples.(=10個以上必要)
  2. 〇 Please send me at least 10 samples.(=10個以上必要)
  3. ✘  Please send me more than 10 samples.(=11個以上必要)

上の例文1と2は、どちらも「10個以上」という意味になりますが、例文3ですと、「11個以上」という意味になってしまいます。ちなみに、例文2のように、ちょっとした発想の転換で、「At least」(少なくとも)を使って「〇〇以上」を表現することもできるので覚えておくと便利です。

一方で、「サンプルを10個以下送ってください」と言う場合には、

  1. 〇 Please send me 10 or fewer samples.(=10個以下必要)
  2. 〇 Please send me no more than 10 samples.(=10個以下必要)
  3. ✘  Please send me fewer than 10 samples.(=9個以下必要)

となります。ちなみに、Fewer と Less の違いですが、基本的に、数えられるもの(金額や数など)には Fewer を使い、数えられないものには Less を使うというルールなのですが、正直、ネイティブスピーカの中でも混同している方がかなり多いです。。なので、正式な書類でも「Less than 10 people」のような記載をよく見かけます。どちらも正しいとすべきという説もあるそうです。なので、余裕があればきちんと使い分けるという程度でもよさそうな気もします。この点についてもっと詳しく学びたい方のためにOxford 辞典の関連記事を張っておきます。

oxforddictionaries.com