002 「How are you?」の変化球
以下の挨拶、いずれも、アメリカ在住の方は耳にタコがでるほど聞きなれたフレーズだと思いますが、
- What's going on?
- How's it going?
- What's up?
- What are you up to?
- How's everything?
などなど、すべて誰もが学校でまず最初で習った「How are you?」の変化球版です。
アメリカ人は、挨拶する際、たいてい「Hi」だけでは終わらせません。立ち止まって会話する時間がなくても、こういったフレーズを、必ずと言っていいほど「Hi」の後に素早くつけてきます。
- Hi Takeshi, how is it going?(やぁたけし、調子はどうだい?)
といった感じです。なので、人に会ったらいつでも素早く返事できる態勢を身につけておかないと、咄嗟に返事がでてきません(笑)。
返事は、学校で習った、お決まり文句、
- I'm fine, thank you. And you?(元気です。ありがとう。そちらはいかがですか?)
でも、よいですし、相手もしくはこちらが急いでいる場合や特に立ち止まって話す必要もない場合には、単に笑顔で、
- Good(元気だよ)
- Not too bad(まずまずだね)
と返事するだけでもいいのです。これが、もたもたしてなかなか返事に悩んでいると、相手が立ち止まって会話をする羽目になるので、それが嫌な場合、常に素早く笑顔で返事できるようにしておいた方がよいでしょう。どんな短い返事でも、笑顔さえあればOKです。基本的に、相手が立ち止まって近寄ってこない限りは、単なる挨拶ですので、いちいちまともに返事せずに、機械的に返事をしておけばよいです。あと、よく聞かれるのが、
- How was your weekend?(週末はどうだった?)
です。これも、相手が週末に何をしたか特に興味がなくても、月曜の朝や、連休明けなど、定型的に聞かれることがとても多いです。日本人の駐在の方で、この質問が一番苦痛だと嘆いていらっしゃる方がいました(笑)。これも、実際に何か楽しいことをして、それについておしゃべりしたいのであればよいのですが、どちらでもない場合には、機械的に定型文句で回答してよいです。ちなみに、私がよく使う回答は、
- It was too short.(短すぎたよ)
です。たいてい、笑顔で同意してもらってそれですみます(笑)。ただ、実際に何か楽しいことをしたのであれば、それについて話すのが一番だと思います。英会話の勉強にもなりますし、仕事一辺倒でなく、私生活も充実している人の方が素敵ですよね。これはアメリカも日本も同じです。