006 「パソコン」って英語でも通じる?
「エアコン」と同様、「パソコン」は、英語ではありません(笑)。
「パソコン」とは、皆さんご存知の通り、Personal Computer(パーソナルコンピュータ)を略した和製英語なのですが、 日本語のように、「Paso-con」と英語でいう人は、まずいません。では英語圏の人は何と呼んでいるのでしょう?
英語では、「Personal computer」の頭文字をとって、
- PC(ピーシー)
と呼ぶのが一般的です。単に Computer と言ってもよいですし、他にも
- Computer(端末=コンピューター)
- Machine(端末=コンピューター)
- Device(端末=コンピューター)
等とよばれたりもします。
ちなみに、エアコンについても、 Air Conditioner をの頭文字をとって、AC(エーシー)と省略して呼ぶのが一般的です。エアコンについては、日本人以外の外国人の方が「エアコン」と呼んでいるのを耳にしたこともありますし、英語ネイティブの方も決して使わないということではないようです。なので Air-con と言ってしまっても、人によっては通じるかもしれません。ただ、「パソコン」は日本人以外ではまず使われているのを聞いたことがないので、通じない可能性大です。
なお、この「PC」という用語は少しいわくつきで、一般的に、アップル社のマック製品には使いません。マックは、あくまで「PC」ではなくて、
- Mac(マック)
です(笑)。厳密には「PC」は普通名詞の Personal Computer の略なので、マックを PC と呼んでもよいはずなのですが、マックユーザーは頑として自分のマシンを PC とは呼ばずに Mac と呼びます。
この使い分け、少なくともアメリカではすっかり定着していますので、うっかり自分のマックをPCと呼んでしまうと、マックユーザーではないと思われてしまいます。私自身、マックユーザーではないので、この辺どうでもよいところではあるのですが。。(笑)
なので、例えば、ソフトウェア等をパソコンにダウンロードする際、マック用とそれ以外のOS用とでリンクが違う場合などは:
For PC users → Click here
For Mac users → Click here
といった感じで表示されます。
ちなみに、この呼び名の棲み分けの由来ですが、「Difference between Mac and PC」等でグーグル検索すると、IBMとアップル社の戦いの歴史だとかアップル社のマーケティング戦略云々の話がいろいろと出てきますので、ご興味のある方にはお試しください。