001 Emailの出だし文句
Emailの出だしの文句、みなさんは下記のどちらを使いますか?
- Dear John,
- Hi John,
実際に辞書や専門書で調べたわけではないのですが、米人は下のHiを好んで使っているようで、Hiで始まる email の方が圧倒的に多いです。一方で、英国人を含むヨーロッパ人はもっと頻繁に Dear を使うようです。
もちろん、どちらも正解なので、米人に対して Dear を使ったら変に思われるというレベルのものではありません。「お疲れー」と「お疲れさまー」くらいの違いでしょうか(と思います。。)。やはりアメリカはヨーロッパよりもう少しカジュアルなのですかね。
ちなみに、この「Hi/Dear 〇〇」、日本語のビジネス Email の出だしの「お世話になります」と同様、これなしだと間が抜けてしまう(場合によっては失礼になる)くらい使われます。また、下の例文のように、Hi や Dear なしで名前だけで始める人もよく見かけます。
John,
Can you please send me the revised report today?
Thanks,
Mary
(ジョン、修正したレポートを今日送ってくれる?ありがとう。メアリー)
Hi や Dear をつけた場合と比べると、少しだけビジネス感が強い(=フレンドリーでない)気がしないこともないですが、失礼でもなんでもないですし、一日に何度も会う/メールを交わす相手にいちいち Hi と挨拶するのもしつこい気がしたりするときもあるので、その辺は臨機応変に対応していいと思います。また、メールの返事のやり取りが続く場合には、もちろん、返事する度に挨拶する必要はないので、2回目以降は本題に直入してしまってよいです。
また、複数の人に宛てた Email では、
- Hi John, Ed & Chris,
等のように名前を連ねてもいいですし、人数があまり多いようですと、
- Hi all,(みなさん)
- Hi everyone,(みなさん)
- Hi everybody,(みなさん)
と、「みなさん」の意味で all や everyone を使ってもいいです。ちなみに、everyone と everybody の違いですが、インターネットで検索すると、諸説あるようでして、ネイティブスピーカーですら混同しているようです(笑)。Cambridge 辞書によりますと、どちらも同じ意味で、Everyone の方が少しだけよりフォーマルで、文章でより頻繁に使われるそうです。
Everyone and everybody mean the same. Everyone is a little more formal than everybody. Everyone is used more in writing than everybody:
確かに、私も、Everybody よりも Everyone の方を、より頻繁に目にしたり耳にしたりする気がます。最後に、プロジェクトなどで、一緒のチームで働くメンバーですと、
- Hi team,(チームのみなさん)
なども使えますので、ご参考まで。