差をつける一言ビジネス英会話

ネイティブが使う簡単表現100選

046 「ヘッズアップ」って何?

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アメリカビジネス界で、よく耳にするフレーズの一つが、

  • Heads-up(注意勧告)

です。「ヘッズアップ」と読みますが、実際の発音は「ヘッザップ」といった感じで、S と U がつながっているように聞こえると思います。直訳すると「頭をあげる」とで、頭を上げ て周囲に注意を払う、といったニュアンスのフレーズです。また、これは定型フレーズですので、頭を上げる人が一人でも複数人でも、常に Heads と複数形の S がつきます。

 

では、どのように使われるかというと、例えば、道を歩いている人に、ボールがぶつかりそうなので気をつけてください、と知らせる場合に、

  • Heads-up!(気をつけて!)

といった感じで、単独でそのまま使えます。また、ゴルフのレッスン等で、本当に「頭を上げろ」という意味でも使わることがありますので、その場合は、状況に応じて、頭を上げないといけないのか、他の何かに気をつけないといけないのか、判断する必要があります(笑)。

 

「気をつける」と聞いて、日本人ならまず Be careful が思い浮かぶ方が多いと思いますが、こういった一刻を争った警告の場合、Be careful よりも、Heads-up や、以下のようなフレーズが一般的によく使われています。

  • Watch out!(気をつけて!)
  • Look out!(気をつけて!)

以前もコメントしましたが、英語ではこういったフレーズがとてもよく使われているので、英語の学習時間に限りのある方は、難しい文法や単語を覚えるよりも、こういった動詞と助詞の組み合わせ Phrasals(句動詞)を覚えた方が即戦力がつくと思います。

 

また、話を Heads-up に戻しますと、この Heads-up は名詞ですので、Give などの動詞と組み合わせて以下のように使われたりもします。(そして、ビジネス界ではこちらの使い方のほうが頻繁に登場します。)

  • Can you give me a headsup before sending me a large file?(容量の大きいファイルを私宛に送る際には、事前に一言入れてくれますか?)
  • Thanks for the heads-up. (知らせてくれてありがとう)

といった感じでつかわれます。この Give me a heads-up というフレーズ、アメリカでとてもよく使われています。単に「知らせる」という意味の「Let me know」でももちろん通じるのですが、これを Heads-up に変えることで、事前に準備できるようにお知らせする、といった雰囲気がでるのと、アメリカならではのフレーズなので、ネイティブ感もあり、おすすめです。