差をつける一言ビジネス英会話

ネイティブが使う簡単表現100選

039 「メイクセンスする」って英語でそのまま使える?

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日本語で「メイクセンスしますね。」と言う方、意外と多いですよね。このメイクセンス、当然、英語の「make sense」(理に適うとか、なるほどといった意味です)からきているのですが、場合によっては、「理に適う」というよりもしっくりするくらい、日本語でも広く使われていますよね。これは和製英語というよりも、純正英語フレーズをカタカナ読みしているだけなので、英語でもまったく同じ意味で使われています。

 

ただし、注意すべきは、主語が人になることはあまりないという点です。例えば、誰かがもっともな発言をしたとします。日本語のイメージで、「You make sense」と言いたいところですが、こういった使われ方はまずしません。このような場合には、そのかわりに、以下のように、それを言った人ではなく、 It や That を主語にするのが一般的です。

  • It makes sense!(なるほど!)
  • That makes sense!(なるほど!)
  • Does it make sense?(わかります?納得いきます?)
  • Does that make sense?(わかります?納得いきます?)

ここでは、It と That の違いはあまりないようで、どちらも「あなたの言ったこと」という意味で同じように使われているようです。また、どちらも、三人称単数ですので、「Makes」と「s」を忘れずにつけましょう。

 

また、抽象的な It や That でなく、もっと具体的に何がメイクセンスするのかを言いたい場合には、やはり、人ではく、その人の言ったことを主語にして、以下のように言うのが一般的です。

  • Your explanation makes sense. (君の説明で納得いくよ)
  • What you just said doesn't make sense.(君が今言ったこと納得いかないな)

主語が人になる場合もありますが、以下のように、否定形や疑問形で使われることが多いようです。

  • You are not making much sense.(君が言ってること、わけがわからないよ)
  • Am I making any sense?(私が言っていること、わかるかしら?)

この make sense、英語でも非常によく使われるフレーズなので、特に、上記の「It makes sense」や 「Does it make sense? 」だけでも覚えておくととても便利です。特に疑問形の「Does it make sense? 」は、例えば、発表したり意見を述べたりする際に、相手方がちゃんとついてきているかを確認する際に、

  • Does it make sense?(私の言ってることがわかりますか?)

と相手に聞くと、「Do you understand?」などよりも格段スマートに聞こえます。