差をつける一言ビジネス英会話

ネイティブが使う簡単表現100選

051 「席を外しています」を英語で?

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電話などで、「〇〇はただいま席を外しております」ということ、よくありますよね。今日は出社してるし、オフィス近辺にはいるはずだから、もう少ししたら戻ってくるはずなんだけど、といったいろいろな意味合いを凝縮した言い回しで、便利ですよね。

 

英語でも、このような場合に使うフレーズがあり、それが Step out ステップアウト=ちょっと外に出る)です。例えば

  • He has just stepped out. (彼はちょうど今席を外したところです)

といった感じで使えます。英語では、こういった「動詞+前置詞/副詞」を組み合わせた句動詞(Phrasal verbs(フレーザル)といいます)が、とにかくよく使われます。たいてい、組み合わせに使われる動詞は、 Get, take, look, push, put 等の頻出動詞なので、よく注意していないと頭に残らないため、 外国人にはなかなか覚えづらいところでもあります。(Oxford 辞典によるフレーザルの説明はこちら☟)

en.oxforddictionaries.com

 

が、ネイティブスピーカーは、少し難しめの単語よりも、こういったフレーザルを使うことを好むようです。(例えば、延期するという意味の Postpone )を使う代わりに、Push back を使うなど。)なので、限られた時間内で英語を勉強する際、受験英語で忘れていたような単語を復習するよりも、まずはフレーザルに的を絞って勉強したほうが、実用的に使える幅が広がるかもしれませんね。

 

ちなみに、最近の日本のオフィス事情はよくわかりませんが、アメリカでは、電話番号を他の社員とシェアするのはあまり一般的ではありません。たいていのオフィスでは、どんな平社員であろうと、各個人に Voicemail (ヴォイスメール)という留守番電話機能つきの電話番号があてがわれますので、他の人の電話をとるという機会はあまりありません。この点、非常に楽です。

 

 

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余談ですが、個人主義アメリカでは、仕事さえちゃんとこなしていればよいので、勤務時間中に理由もなくいなくなったりする人が少なくありません(笑)。職場や上司にもよるのでしょうが、コーヒーや食べ物を買いに行ったり、たばこを吸いにいったり(NYでの喫煙者人口はとても低いですが)、ちょっと外出するために、わざわざ周りの人に断って出る必要は基本的にありません。

 

もちろん、至急の案件などを抱えていて、いつ誰が自分を探しに来るかわからないというような場合は別です。その場合には、一言、秘書や周りの人に、すぐ帰ってくる旨伝えておくのがよいと思いますので、その時には、

 

  • I will be back in half an hour. (30分で戻ってきます)

といった感じで、さらりと一言入れておけばいいかと思います。