差をつける一言ビジネス英会話

ネイティブが使う簡単表現100選

030 完璧上司の突然の離婚

f:id:chondromalacia:20181122080317j:plain

 

少しゴシップ的な話になってしまいますが、コーヒーブレイクということで少し軽い話(ある意味、重いのですが。。)をしたいと思います。

 

以前、私の職場に、仕事がだれより速く、優秀で、要領がよく、人当たりもよく、さらに爽やかな容姿で、老若男女問わず、だれからも好かれ尊敬される上司がいました。一度、ご自宅に夕食に呼ばれたことがあるのですが、大学時代から一緒という明るく美しい奥様といつまでも仲睦まじい様子で、期待を裏切らない、理想的なご夫婦でした。その後、お人形のように可愛い子供たちが生まれ、郊外に大きな家を買い、まさに映画に出てくるような家庭を築いていらっしゃいました。

 

が、ある日、彼の部屋で仕事の話をしていると、突然、彼の奥様が離婚手続きを開始している、そして、さらに驚くことに、奥様はすでに弁護士を雇って、上司の財産や将来の所得をすべて取り上げようと敵意むき出しにしており、彼も弁護士を雇って応戦するしかないとのことでした。末っ子がまだ生まれたばかりだったので、私は、他人事ながらびっくりしました。

 

上司は、いつでもどこでも、休暇中であろうと、バーで飲んでいるときであろうと、かならずメールをチェックしてタイムリーに返信してくれる方なので、仕事のし過ぎで奥様に愛想を疲れてしまったのか、という可能性がまず私の頭をよぎりました。とりあえず、何かコメントをしなければと思い、原因が仕事のし過ぎなんだったら、奥様は上司の置かれている環境をあまり理解できなかったのかもしれませんね、と言ったら、少し意味深な表情でなにもおっしゃりませんでした。

 

職場の噂では、奥様がそこまで怒るなんて浮気しかありえないでしょう、というのが有力説でしたが、あそこまで24時間体制で仕事している人に浮気する時間なんてあったのか、私にはそれが不思議でなりません。

 

結局、真相のほどは不明なのですが、その上司は、なんと翌々年にはあっさりと再婚してしまいました。再婚相手といつからお付き合いがあったのかは謎ですが、ただ、その間も、仕事は以前と同じように卒なくこなしていらっしゃったので、やはり、仕事の要領のよい人というのは、私生活でも要領がよいのだなと感心しました。ちなみに、前妻には、慰謝料や養育費でかなりの金額を支払っているようですが、順調にとんとん拍子で出世していらっしゃるので、あまり体勢に影響はないようです。やはり、やることなすこと、すべてスマートな方でした。そして前妻様も、さすが、アメリカ人女性はたくましいですね。