差をつける一言ビジネス英会話

ネイティブが使う簡単表現100選

027 「もう帰宅しました」を英語で?

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電話で、「Johnはもう帰宅しました」と応対するとき英語で何と言いますか?「John has already gone home」でも間違えはないのですが、オフィスを出た後、Johnが実際に家に帰ったかどうかはわからないですよね。それが理由かどうかはわかりませんが、英語の場合、帰宅したではなく、「去る」という意味の Leave を使って下記のように言うのが一般的です。

  • John has left for the day.(ジョンは今日はもう退社しました)

といった感じです。この「for the day」をつけるのがポイントです。これをつけないと、会社を辞めたと思われてしまうかもしれません。日本語でも、「退社」を使う際には「本日は退社しました」というように、「本日は」をつけますよね。これと同じです。ちなみに、日本語の「退社しました」を直訳して、

  • John has left the company.(ジョンは会社を辞めました)

と言ってしまうと、それこそ、会社を辞めたという意味になりますので気を付けましょう。

 

なお、この言い回しは、もちろん自分自身にも使えます。会社を出た後にメールや電話を受け取った際、

  • I am sorry, but I have already left the office for the day.

のように応対できます。しかしながら、職種や職場によっては、それでは済まされないこともありますよね。。帰宅後もスマホとラップトップで仕事ができるようになってしまった昨今、必ずしも「オフィスを出る=終業」とは結びつかなくなってしまったため、上記のような「もう今日は店じまいです」的な回答は、職種や職場によっては顰蹙を買うこともあるかもしれません。なので、私も、上記のような回答はなるべく避け、例えば、

  • Sorry, I have already left the office for the day, but I can work on it tonight if necessary.(すみません、今日はもう退社したのですが、必要であれば今夜やります)

といった感じで、何かしら付け足します。この最後の「if necessary」(もし必要であれば)がポイントで、たいていのアメリカ人は優しいので、本当に急ぎでない限り、「明日でいいよ」と言ってくれます。ただ、もちろん、優しくない人もいますし(笑)、急いでもいないのに、人を急がせるのが好きな人もいますので、その辺は気をつけた上で返事しないといけません、というのは日本もアメリカも同じですね。