058 いつでも使える「Have a good one!」
英語では、人と別れるときのお決まりの挨拶があります。
- Have a good day!(よい一日を)
- Have a good evening!(よい夕方を)
- Have a good night!(よい晩を)
- Have a good weekend!(よい週末を)
などなど。「good」のかわりに、「nice」、「great」や「wonderful」に置き換えて使ってももちろんよいです。
これらのフレーズ、日本語ではこういった言い回しをそう頻繁に使わないので、使い慣れるまでは、意外と咄嗟に出てこなかったりします。また、「今日は金曜日だったっけ?」「もう夕方だったっけ?」といった感じで、曜日や時間帯などを咄嗟に把握できないものです。日本語なら、会社退社時なら「お疲れさま」がいつでも使え、曜日や時間帯を気にせず機械的に挨拶できて便利ですので、これに慣れてしまうと、案外、英語で別れ際の挨拶がスムースに出てこないものです。
そんな場合に、どんな曜日でも、どんな時間帯でも使える便利なフレーズ英語にもあります。それが:
- Have a good one!(じゃあね!)
です。要は、時間帯を表す「day」(日)や「night」(夜)にあたる部分を、オールマイティな「one」(もの)で対応するわけです。これは、いつでもどこでも使えるので、頭に叩き込んですぐに使えるようにしておくと非常に便利ですし、ネイティブ風に聞こえるフレーズでもあります。
この表現は、ビジネスに限らず、日常一般的にとてもよく使われています。例えばスーパーなどで買い物をして支払いを済ませた後に、日本なら店員さんが「ありがとうございました」というところを、「Have a good one!」と言ったりします。おそらく、店員さんも、一日中同じ仕事をしていたりすると、時間帯に合わせて挨拶を変えるのが面倒くさかったりするのでしょうか(笑)。
この表現、カジュアルな表現ではありますが、アメリカはビジネス界でもわりとカジュアルなので、よっぽどのお偉いさんとフォーマルな場でお話しするといったシチュエーションでもない限り、ビジネスの場でもわりと広く使われています。
ちなみに、「Have a good day」や「Have a good one!」などと言われた場合の返答は、
- You too, thanks!(あなたもね。ありがとう)
でよいですし、簡単に、
- You too!(あなたもね)
- Thanks!(ありがとう)
のどちらかだけでもよいです。