021 Case Study 1:自己紹介メール
あまりインプットばかりでアウトプットがないと、面白くない、だれる、インプットしたことを忘れてしまう、とあまりいいことがないので、この辺で、実験的に、実践練習をしてみたいと思います。
まずは、下記の状況をイメージし、鈴木さんになりきってみてください。外国語を学ぶ際には、意外とこういったイメージトレーニングが重要で、特に言い回しなどは、実際に使う場面を頭でリンクしながら覚えないと、実際に使う場面に出くわしたときに、せっかく覚えていたのに咄嗟に出なかった、なんてことがよくあります。
名前:鈴木 大介(すずきだいすけ)
勤務先:日本の大手自動車部品メーカー、東京本社勤務
役職:課長
部署:海外営業
現在担当する案件:米国自動車部品メーカーの買収
プロジェクト名:Eagle(イーグル)
背景:先日、上司に呼び出され、米国ビジネス拡張のために、オハイオ州の小さな自動車部品メーカーを買収する予定があり、その買収交渉等の一切の業務を担当してほしいとの指示がありました。現在、アメリカには、カリフォルニアに子会社があり、そちらの米国人担当者(Mr. Chris Harris)と連携して進めてほしいとのことでした。ハリスさんとは以前、別の案件でかかわったことがあり、多少面識があります。
状況をある程度イメージできたら、まずはハリスさんに簡単な挨拶の Email を書いてみましょう。内容は、まずは、
といった簡単な内容でよいです。できれば、ここからいきなり英文を書き始めてしまった方が、日本語で構築した文章を英訳するよりも簡単です。(日本語にあって英語にない言い回し等あったりするので。)
が、それがまだ難しいという方は、最初のうちは、下記のように、まずは日本語で頭の中を整理してみてもよいかもしれません。
件名:イーグルプロジェクト
ハリスさん、お世話になっております。
この度、イーグルプロジェクトを担当することになりました。
今後この案件に関して質問などございましたら私まで連絡いただけると幸いです。
今後ともよろしくお願いします。
といった感じでしょうか。
ただ、日本語でまず文章を構築してそれを英訳するという覚え方ですと、とっさの時に英語が出てこない、または、ぴったりした言い回しがない、ということがよくありますので、各シチュエーションでよく使われる英語フレーズを、できるだけシチュエーションにリンクして(=使う場面をイメージしながら)暗記して覚えてしまうという方法の方が実践で役立つと思います。(少なくとも私はそうしています。)
それでは、スマホでもパソコンでもよいので、ご自分の Email ボックスを開け、ハリスさん宛の英語の Email をドラフトし、ご自分宛てに送信してみてください。繰り返しになりますが、語学は、使う場面をイメージしながら学んだ方が頭に入りやすいし、咄嗟の場面でも出てきやすいです。
英文のメール例とその解説は、次回アップいたします。